| 【3月1日(日)】 |
3番小屋から水泳教室の先生として、
アキラ先輩、タクヤ、俺のサポート付きでマサトを選んだ。
マサトには、
早くみんなから一目置かれるようになって欲しくて、
先生に選出した。
そのことをマサトにも伝えたら、
喜んで先生やることを承諾してくれた。
アキラ先輩とタクヤは、
子供に泳ぎ方を教えたことは有ったが、
復習も兼ねて事前に3人を呼んで、
打ち合わせしながら、お勉強してもらった。
初日だと言うのに、
俺はライオン柄の競パンを忘れてしまったので、
普段の派手な競パンに、
コックリングに尻尾を結んでの登場になった。
3人に、にやにやしながら見られたので、
俺は、どうだと言わんわかりに、
みんなの前に笑顔で胸を張って
「ライオン先生だぞ」尻尾を振って見せた。
アキラ先輩が「お前、コスプレ好きだな〜」
「何言ってるんすか、子供たちのためっすよ、
ちょっとは、自分の趣味入ってっかな〜」
「やっぱ、そうだろ」
「うぃ〜す」
「でも、何でライオン先生なんだ?」
「子供たちにつけてもらったあだ名なんです。
俺がプールから上がった後ライオンみたいに、
髪の毛が、ぼさぼさになるからって」
「でも、先輩似合ってるから、いいっす、
俺ライオン先生好きっす」
笑顔でタクヤが抱きついてきた。
「タクヤさんきゅう」タクヤの頭を撫でた。
「俺もコスプレ好きだから、
そうゆうのやりたいな〜」笑いながらマサト。
「じゃ、早速、子供たちに、あだ名を付けてもらおうか」
やっぱり、アキラ先輩は、3代目ゴリラ先生に決定。
タクヤは、ハリネズミかと思ったら、
白い髪だからヤマアラシだって。
早速タクヤの奴、黒い鼻と白いひげを描いてきた。
おませな子がいて、マサトだから、ケーワン先生だって、
名前から付いたあだ名は初めてだ。
「なんだ格好いいじゃないかよ」ってマサトに言ったら、
マサトの奴にやにやしながら「えへ」だって。
でも残念そうに「K1じゃコスプレできないな」
「そうだな」
今回、子ライオンは、一人もいなかったが、
以前他のクラスにいた子が、
俺への挨拶に
「ガル、ガルゥ〜」を使ってくれる子が何人かいた。
その合言葉は、ゴリラ先生は「ウッホホ、ウッホホ」、
ヤマアラシ先生は「ハリ、ハリ〜ィ」
ケイワン先生は、俺と一緒に、
「ガル、ガルゥ〜」を使うことになった。
子供たちのクラス分けも済み各クラス8人づつで、
泳げるクラスをヤマアラシ先生、
中間のクラスをゴリラ先生、
泳げないクラスをケイワン先生と、
ライオン先生で担当することにした。
マサトには、
俺が今まで教えてきたノウハウを、
文書にまとめたものを渡して予習しておいてもらった。
1日の前半は、俺が主導権を握り、
後半はケイワン先生に任せることにした。
ケイワン先生はカッチンコッチン状態。
俺にまで移ってしまい、ぎこちなくなってしまうくらいだ。
「おいおい、マサト、そんなに緊張するな」
「分かってるんだけどさ」
「よし、お前もメイクしてライオン先生になってみないか」
「うん、やってみる」
俺は、マジックを持ってきてマサトに鼻とひげを描いて、
ライオン先生2号の完成である。尻尾はまだない。
マサトのコスプレ好きに乗じた、このおまじないは、よく利いた。
子供たちも「ケイワン先生が、ライオン先生に変身したぞ」
余裕が出てきたマサトが、
「ガル、ガルゥ〜、ライオン先生2号だぞ」って笑顔になった。
・・・・・
・・・・・
今日の水泳教室は終了です。
「ガル、ガルゥ〜、ライオン先生バイバイ」
「ガル、ガルゥ〜、バイバイまた明日ね」
「ほら、アキラ先輩もタクヤも
笑顔で子供たちにバイバイしてください」
先生たちはみんな、
子供たちと笑顔で合言葉の挨拶を交わした。
帰り際マサトに、尻尾の付け方を見せた。
「なるほど〜」
「こうでもしないと、すぐ取れちゃうんだよね」
「俺も、明日っから尻尾つ〜けよっと」
笑顔のマサトが俺の尻尾をツンツン引っ張る。
「おいおい、感じちゃうよ」
マサトが調子にのって、
「ほれほれ」って笑いながら引っ張った。
「だめだって」
笑顔でマサトをくすぐりって、
尻尾を取り戻した。
マサトの奴、
「あーあ、こんなになっちゃった」って
俺の競パンの上から半立ちちnこを、
むぎゅっと掴んだ。
俺は笑顔で、
「こら、マサト」ってヘッドロックした。
「じゃあ、今日は、マサトんち行くぞ」
にっこりマサトが、
「おう、今日は、俺んちでたこ焼きな」
「たこ焼き、作れんのか?」
「小さいけど。たこ焼き用の鉄板があるからな」
俺は、嬉しそうに、
「へー、面白そうだな」
「簡単だし、面白いぞ〜、
材料は大体あるけど、
たこだけは、買ってくからな」
「おう、帰りスーパー寄ってこうな」
・・・・・
「たこ焼き旨いし、作るのも面白いな」
「簡単だろ」
「おう、今度、みんなで、
たこ焼きパーティーやろうか?」
「この鉄板じゃ小さくないか?」
「そうか・・・
でも、自分で作るから、
面白いんじゃないか」
嬉しそうなマサトが
「そうだな、ここ使っていいから、
お前、メンツ集めてくれないか」
俺もにっこり、
「おう、計画立ててみるよ」
マサトが、
「腹も一杯になったし、風呂入ろうぜ」
「おう」
「でも、今日はお客さんがいるから、
あんまり、凄いことできないぞ」
半分にやけて、わざとらしく、
「何だ、マサト凄いことって?」
にやにやマサトが、
「そうか、お前にとっちゃ日常茶飯事か」
「おいおい、
何だ俺は歩く性器じゃないぞ」
「おお、いいね、これからは、
"歩く性器"って呼ぼうか」
「やだよ〜!そんなの。
お前、俺に抱きついたら、
"マサトが性器に抱きついた"って、
言われるんだぞ」
「う〜ん・・・ちょっと抵抗あるかな」
「ちょっとかい!」
「俺、お前のちnこ好きだから、
抱きつけるくらいでかかったら、
抱きついてもいいぞ」
俺は半笑いで口尖らせて、
「悪かったな、ちnこ小っちゃくって」
「俺にとっちゃ、十分にでかいよ。
今でも手に余してるのに、
これ以上でかかったら、
お前のこと、どうやって喜ばせたらいいのか、
分かんないからさ」
俺は笑顔でマサトを抱き締めた。
「俺、マサトのこと好きだよ」
ぎゅっと抱き締め、
肩を組んで、そのまま風呂に向かった。
お客さんは、既に入ったんだろうか、
誰かが入って来るのを気にしながら、
いやらしいことするのも、
スリルがあって楽しい。
マサトは緊張しちゃって、
初め、全然その気になれないでいた。
ちょっとした音でも、びくびくしてたが、
俺のフェラで、
段々大胆になって、
喘ぎ声まで出すようになっていた。
突然"バタン"脱衣所のドアが開いた。
マサトは慌てて、湯船に飛び込んだ。
俺は、洗い場でお湯を桶に注いだ。
お客さんが、風呂場の引き戸を開けて、
顔をのぞかせた。
「一緒に、いいかな?」
30過の体格のいい、
肉体労働者風のお兄さんだ。
「どうぞ、広いですから」
「じゃ、入るよ」
「はい」
一度引き戸が閉められ、
服を脱いで、
ガタイのいいお兄さんが
マッパで入って来た。
「あれ、君たち真っ黒だね」
「はい、ガードやってますから、
お兄さん、いい体格してますね」
「ああ、ガテン系の仕事だからな」
「お一人ですか?」
「いや、もう直ぐ仲間も入って来ると思うよ」
俺はいい体に見せられ、
「背中流しましょうか」
「おう、すまんな」
ごしごし、ごしごし
見とれて、力が入らなくなってた。
「あれ、どうした?」
「あっ、すいません、。
凄い筋肉なんで見とれちゃんです」
マサトは、湯船から上がって、
体を洗い始めた。
俺もタオルをお兄さんに返し、
自分も体を洗い始めた。
お兄さんの仲間が4人、
仕事の話しをしながら入って来た。
俺らを見て、
「凄い、真っ黒だな」
「ガードやってるんだってよ」
1人のお兄さんが、
「あっ、君、知ってるよ、スパイダーマンだろ」
俺はにっこり、
「はい、そう呼ばれてます」
初め入って来たお兄さんが、
「何だ、有名人なんじゃん」
俺を知ってたお兄さんが、
「俺、今年の泳ぎ初め見に行ったよ」
「じゃ来年は参加ですね」
「俺、寒いの苦手なんだよ」
「だから、鬼ごっこして体暖めるんじゃないですか」
「君らも寒いの?」
「そりゃ、もうちnこ縮み上がっちゃうんですから」
両手の平で包んで、ぎゅっと持ち上げた。
みんな、にやにや笑った。
「ごゆっくり」
俺とマサトは先に上がった。
「おう」
俺らは、マサトの部屋に戻って、
さっきの続きを始めた。
ドアは閉まっているが、
お客さんの部屋に近いので、
あんまり大きな声は出せない。
我慢しながらやるのも、
かなり萌える。
俺はマサトをじっくりといかせたあと、
マッパのまま、マサトにきりきりと
縛られた。
"コンコン"
ドアがノックされる。
どぎまぎしたマサトが返事する。
「はい、ちょと待っ・・・」
ドアが開いてしまった。
「あっ」
俺を知ってるって言ったお兄さんに、
全部見られちゃった。
こうなったら、開き直るしかない。
俺は笑顔で
「何んでしょう〜か」
「あー、サインもらおうかと思って」
「いいっすよ、それから、
中入ってドア閉めてくれます」
「あー、ごめん」
かっこわりー、
ロープが食い込んで、
びんびんにおっ立てて、
ノートにスパイダーマンのサインを書く。
「ごめんね」
「いいすよ」
「ほんとに、ごめんね」
とっさに、
「一緒に遊んでいきます」
言ってしまった。
まさか、OKするとは、思わなかった。
「いいの?
俺、一緒でいいの?」
「ええ、お望みなら、なあ、マサト」
「あっ、あ〜、いいかな」
「お兄さんは、たち?ねこ?」
「えっ、何?」
「こう言うの始めてですか?」
お兄さん不安そうな顔して、
「うん、
俺スパイダーマンが好きなんだ」
「今日は、スパイダースーツもってきてないんです」
「そうなの、残念だな」
「デビルマンならここにいますよ」
お兄さんの目が輝いて、マサトの方を見る。
「君がデビルマンになるの?」
マッパで今は萎えてるマサトが笑顔で頷く、
「見せてくれる?」
「いいですよ」
早速マサトはデビルマンのスーツを取り出し、
いやらしい格好を見せびらかしながら、
ゆっくりと素肌に貼り付けていった。
俺は、その間、お兄さんの服を脱がせ、
トランクスだけにし、
座らせ、背中から抱きついた。
お兄さんは、体中、石鹸の匂いがしてる。
初めびっくりしていたが、
マサトのデビルマンに集中してる。
俺はトランクス上から、お兄さんのを、優しくすりすり。
マサトがマスクをかぶって変身完了時には、
トランクスの中に手を突っ込んで、
しっかり握り、しこしこしこ。
マサトは、いやらしく、もっこりを見せつけ触らせ、
時には、顔に押し付け匂いをかがせる。
俺は、お兄さんのトランクスを脱がせて、
いきり立ったものを、口でくわえた。
「あ〜、気持ちいいぞ〜」
"ジュパ、ジュパ"いやらしい音をたて、
しゃぶったり、扱いたりした。
そのうち、お兄さんは、
マサトの腰に腕を回し、
デビルスーツの上から、
ぺろぺろ、ちゅぱちゅぱ舐め始めた。
マサトは気持ちよさそうに仰け反ってる。
俺は、お兄さんを2,3度じらせた後、
一気に扱いて、俺の口の中ではてさせた。
「あっ、あっあっ、あ〜〜」
"ドッピュ""ビクン""ドロ〜"
幸せそうに、マサトをの腰を抱きよせ、
顔をむぎゅむぎゅと押し付けた。
そして俺の頭を撫でて、
俺の体を引き上げて、
優しくキスしてくれ、
「ありがとう、すげー、気持ちよかったぞ」
太い腕で、ぎゅっと抱き締めた。
俺も抱きついて、
「お兄さんの、美味しかったよ」
にこっと笑って、頬にキスしたら、
俺の頬にキスしながら、
「可愛いな」
もっとぎゅっと抱き締めてくれた。
「今度は、俺が気持ちよくしてやるぞ。
まずは、デビルマンをいかせるぞ」
お兄さんが下を、俺が上を担当。
俺はマサトにキスしたり、
乳首を転がした。
お兄さん全タイの扱いに慣れてないので、
なかなか上手く扱けないで苦労してたが、
最後、デビルマンは、喘ぎ声と共に、
気持ちよくはてた。
次は俺の番。
俺は、お兄さんが入って来た時から、
マッパでロープが身体に食い込んでる。
お兄さんが嬉しそうに、
「俺、男にフェラされたの始めてだし、
人のを扱いたのも始めてだよ」
俺は、笑顔で、
「初体験ですね」
「それに、こんどは、
スパイダーマンのを舐めちゃうぞ〜」
俺を仰向けに寝かせて、
ぺろぺろ舐め始めた。
コックリングに締め付けられ、
俺は一気に元気をとりもどし、
お兄さんの口の中に突き立てた。
「どうだ、気持ちいいか?」
体が仰け反る。
「あ〜ん」
マサトが俺の乳首をつまみながら、
キスしてくる。
俺は、マサトに武者ぶりついた。
「あん、あん、あ!あ!あ!
あ〜ん、あっ、あ〜っあ!」
俺はじらされることなく、
一気に、お兄さんの口の中に放出しはてた。
お兄さんは、幸せな顔してる俺を抱いて、
優しくキスしてくれた。
「ありがとう。スゲーよかったよ」
抱きついたら、
お兄さんも笑顔で、
「そうか」
ぎゅっと抱いてくれた。
暫く抱いてくれた後、
お兄さんは、洋服を着て、
「楽しかったよ、ありがとう」
出て行った。
俺らは、笑顔で手を振って分かれた。
その後、マサトと2回戦をやって、
2人でふざけながら抱き合って、
いつしか眠りについていた。
|
| 【3月2日(月)】 |
水泳教室2日目。
やっぱり子ライオンが3匹現われた。
全員子ライオンになるのは、時間の問題だろう。
今日も前半を俺が、後半をマサトに任せることにした。
今回の中休み寸劇は、
マサトライオン先生が
タクヤヤマアラシ先生の髪(トゲ)に触ったことから始まる。
マサトがタクヤの後ろをわざとゆっくり歩く。
「トゲに触ったな!」
「知らないよ」
肩をすくめて首を傾げる。
「そんなことないぞ〜」
飛びかかろうとする。
「知らないよ〜う」
マサトがプールに逃げ込む。
水しぶきを上げて盛大に追っ駆けっこが始まる。
いつものように、子供たちの声援が飛び交う。
後一歩のところで、俺とアキラ先輩が飛び込んで、仲直りさせる。
マサトがプールから上がると、
子ライオン達が寄ってきて、頭をいいこいいこしてる。
マサトも子ライオンに囲まれて嬉しそうにしてる。
タクヤの方は、捕まえそこね残念がって、
「ハリ、ハリ〜ィ」
子ヤマアラシと笑顔でハイタッチしてる。
さて、後半はマサトに任せ、俺はサポートに回ります。
寸劇のせいだと思うんだが、子供たちがマサトに、なついてきた。
マサトも肩の力が抜けて、楽しそうに教えてる。
そうか、こう言う効果もあるんだ。
寸劇はこれからも続けさせよう。
・・・・・
「ライオン先生、ばいばい。ガル、ガルゥ〜」
「ばいばい、ガル、ガルゥ〜」
子供たちを帰し、プールフロア、ビート板を
片付け、コースロープを張り直して、
詰め所に戻ると、タクヤが飛びついてきた。
「先輩、夜、飯行きましょうよ」
「いいよ、タクヤ何食べたい?」
「俺、ラーメン」
「じゃあ、こないだできたラーメン屋に行くか?」
「うっす」
嬉しそうにタクヤが頷いた。
「じゃ、夕方な」
「うっす」
・・・・・
「お先に失礼します」
「おう、ご苦労さん」
タクヤも、
「アキラ先輩、お先〜す」
「おう、
タクヤもメイク取らないのか?」
「どうせ明日も描くから、
暫くこのまんまでいいっす」
俺は笑いながら、
「タクヤ、可愛いぞ〜」
ヤマアラシのヒゲのかかれたタクヤの
頬っぺたを柔らかく摘んだら、
「先輩だって」
ライオンの鼻をタクヤに摘まれた。
・・・・・
カウンタ席で、
「ふぁー、食ったぁー」
タクヤがそっくり返って、
腹を叩いた。
「俺も腹いっぱいだ」
「そりゃ、そうっす。
大盛りラーメンに、餃子、炒飯食ったんすから」
「タクヤだって」
「俺、ラーメンと餃子っす。
炒飯食ってないっす」
「タクヤ、今日は小食だな」
「先輩ち行ってから、
苦しくなったらいやっす」
俺はとぼけたふりをして、
「あれ、タクヤ、俺んち来るの?」
タクヤが泣きそうな顔して、
「え〜、せんぱ〜い」
俺の腕を抱えた。
「嘘だよ、タクヤ、ごめん、ごめん」
俺は笑顔で、タクヤの頬を撫でた。
「あ〜ん、も〜」
口を尖らせたタクヤが笑った。
そのまま、店を出て、
俺んちに向かった。
風呂の中で、
「タクヤ剃るぞ〜」
にっこりタクヤが、
「うっす、先輩も剃るっす」
「おう、頼む」
"ジョリ、ジョリ、ジョリ・・・"
「はい、先輩、できあがりっす」
"ジョリ、ジョリ、ジョリ・・・"
「タクヤ、どうだ?」
自分ですりすり、こすりながら、
「あ〜、気持ちいいっす」
2人立ち上がって、
体を撫で回しながら、
激しくキスを求め合った。
勢いよく、歯が当ってちまった。
タクヤがびっくりした顔して、
「先輩、歯が、歯が抜けた」
自分の手の平に歯を吐き出した。
「タクヤ、ごめん、大丈夫か?」
「うん、差し歯っす」
「痛くないか?」
タクヤが、
「ほら」
前歯がなくなった口を開け、
間の抜けた顔で笑った。
俺も笑顔になって、
「タクヤかわいい」
抱きついて、タクヤの頬にキスした。
タクヤがフェラしようと、しゃがんだが、
歯抜けの後に、
ばい菌が入って痛くなっちゃかわいそうだから、
タクヤを湯船の縁に掴まらせ、
俺はバックを突き、
タクヤはところてんでいった。
風呂から上がって、
ちょっと、物足りないけど、
今日は、おとなしくタクヤを抱えて、
優しく眠りについた.
|
| 【3月14日(土)】 |
ホワイトデー。
いつも、お返しは、出来合いのキャンデーなんだが、
今日はお休みなので、
お返しに力を入れて手作りプリンです。
買い物で卵と牛乳を多めに購入してきた。
8人分を一度に作ったことはないが、
まあ、なんとかなるかな。
砂糖をフライパンで焦がして、カラメルを作って、
プリンの型にバターを塗って、
カラメルを流し込む。
卵を泡立てないように、
牛乳と砂糖を混ぜ込み、
裏ごしした後、
バニラエッセンスで匂いを付けて、
カラメルと混ざらない様にそっと流し込む。
型の上にアルミホイルをかぶせ、
4個づつ、とろ火の蒸し器でゆっくり蒸し上げる。
暫らく蒸し、蒸し。
バニラのいい匂いが漂ってくる。
どんな感じかな〜?
蓋をとってアルミホイルを外して竹串を"グサ"
いい感じです。
火を止めて冷まします。
冷めたところで、
ホイップクリームを絞って、
ココアパウダーを軽く振って、
冷蔵庫に入れて冷やします。
さてと誰から持って行こうかな〜。
・・・
タイチがいつものように抱きついて、
俺の胸に顔を押し付けた。
「先輩、甘い匂いがする」
「いい匂いだろ?」
にっこり「先輩、食べちゃいたいな〜」
「まずは、こっちを先に食ってくれよ〜」
カップ入りのプリンとスプーンをわたす。
「バレンタインのお返し、俺の手作りだ」
「先輩、作ったっすか?」
「おう、心をこめてな」
タイチは嬉しそうにスプーンですくって"ツルン"
「どうだ?」
「美味いっす!」
笑顔で「タイチ、ありがとう」タイチの頭を撫でた。
・・・
「タクヤ、お返し持って来たぞ」
「いらっしゃい」
「俺の手作りプリンだぞ〜」
プリンを渡すと。
ペロッと平らげて、
「やっぱ、先輩、料理上手いっす」
「美味かったか?」
「美味いっす、もう1個、食いたいっす」
俺の持ってる荷物を覗き込んだ。
「ごめん、タクヤ、人数分しかないんだ。
今度、作ってやるからな」
「うっす、絶対っすよ」にっこり。
・・・
「ツバサ、手作りプリンだ。
バレンタインのお返し持って来たぞ」
「お〜!お店で売ってるのみたいですね」
「俺が心をこめて作ったんだぞ」
嬉しそうに、1口、もう1口。
「先輩、美味いっす!」
「ありがと、つばさ」
「俺の方こそ、ご馳走さまです」
・・・
他のみんなにも、プリンを食べさせて、
みんな、美味そうに食ってくれたから、
満足です。
|
| 【3月21日(土)】 |
たこ焼きパーティーが、
マサトのところで行われる。
誰が上手く作れるか、
自分以外に投票して決める。
優勝者には、
たこ焼き1年分、じゃなくて、
たこ焼き名人として認められ、
盛大な拍手が贈られるだけだ。
以後のパーティーでは、
たこ焼き名人として呼ばれることは確実となる。
材料は既に用意されている。
具材も同じ物を使い、
薄力粉も冷水に溶かれている。
マサトが、お手本を見せた。
丸く凹んだ鉄板に満遍なく油をひく、
生地を流し込んで、
たこ、ねぎ、紅しょうが、天かすを入れ、
先の尖った金属棒で、
隣とくっ付いた皮を切りながら、
一気に、くるっと、
「お〜」みんなから歓声が上がる。
「マサトさん凄い、お店の人みたい」
マサトは嬉しそうに、
「ありがとう。俺が優勝かな〜」
次は、俺、
こないだ、みっちり作ったから、
かなり手際よく上手くできた。
誰も、何んとも言ってくれないから、
「どうだ〜」言ったら。
タクヤの奴、
「まあまあっすね」だって。
「じゃ、次、タクヤやってみろ」
「うっす」
料理も作らないし、
不器用なタクヤの結果は分かってる。
ぐっじゃぐじゃの、ぼろぼろ、
上手く反せずに、
あせって手で鉄板に触って、
「あっちー」
穴開きや、半割れ状態、それにこげてる。
中身がはみ出てたり、
何にも入ってないのまである。
俺はにやにやしながら、
「タクヤ、上手いじゃないか」
「そうでしょ、先輩より上手いっすよ」
しらっと言い切った。
「そうだな、さぞかし旨いんだろうな。
自分で作ったのは、自分で食うんだぞ」
「分かってるっす。
こんな旨そうなのないっすよ。
先輩がくれって言ったって上げないっす」
こげが分からないくらい、
どろソースをたっぷりかけて、
しかめっ面して、一気にばくばく食い切った。
俺は笑いながら、
「タクヤ無理すんな
口直しに、俺の食ってもいいぞ」
「うっす」
嬉しそうに、
「やっぱり、先輩のは旨いっす」
「おう、タクヤ、ありがとう」
タクヤの肩を抱き頭を撫でた。
次はタイチ、
たこ焼きらしい。
「おっタイチ、やるな〜」
「えへ〜」
抱きついてきた。
ツバサも、上手く作った。
「さすがツバサ」
肩を抱き寄せた。
「先輩、あ〜ん」口を開ける。
出来立ての1個を、
俺の口に放り込んだ。
「あち!ふぅふぁ、ふぅふぁ、あち、あち」
俺は吐き出すのを我慢して半泣き状態で、
みんなの笑いを誘った。
おかげで、口の中の上あごの皮が、
ベロ〜ンと剥けてしまった。
ケンタのは、タクヤ程まではいかないが、
あまり上手くできなかった。
ケンタが残念そうに、
「あ〜あ、こんなになっちゃった〜」
「でも、なんとなく丸くなってるから、
いいんじゃないか」
「先輩、それ、慰めになってないっす」
ケンタをハグして、
「よしよし」
頭を撫でた。
他のみんなも、挑戦して、
個性的なのが出来上がっていった。
やっぱり、ダントツで、
マサトのたこ焼きが優勝だ。
投票するまでもなかったが、
投票すると、
マサトの1番人気は当然だが、
タクヤに1票入ってる。
「タクヤ、自分以外の人に入れろって言っただろ」
「俺、先輩に入れたっす」
「えっ、じゃタクヤに入れたのは誰だ」
マサトがにっこり手を上げた。
「俺だよ、
タクヤさんが一生懸命に作ってる姿に、
1票入れさせてもらいました」
「タクヤ、よかったな、
一生懸命やったから、
認めてくれる人がいたってことだ」
タクヤの奴、柄にも無く、
赤い顔して、照れ笑いした。
俺も笑いながら
「タクヤ、かわいいな」
頬っぺたを柔らかく、
ぷにぷに摘んだ。
「あ〜ん」
俺の腕を抱えて、
おでこを俺の肩につけて、
固まっちゃった。
俺は、タクヤの赤い顔が、
みんなから見られないように、
タクヤを抱き寄せ、
俺の胸に顔をうずめさせ、
優しく頭を撫でた。
タクヤも俺の背中に腕を回して、
ぎゅっと抱きついた。
「みんな、材料はまだあるんだから、
自分で、どんどん作って食べろ」
「うっす」
|
| 【3月22日(日)】 |
用はないんだがプールに来た。
詰め所でみんなと雑談してると、
ソウタが、ニコニコしながら入ってきた。
「自主練か?」
「良かった、先輩いた。
先輩、色々お世話になりました」
「何だ、急に改まって」
「俺、来月から大学行くんです。
だけど、ちょっと離れてるんで、
向こうで一人暮らしするんです」
俺は笑顔で、
「そうか、頑張れよ」
ソウタの肩を掴んだ。
「はい、大学でも水泳続けます」
ソウタもにっこり笑った。
「寂しくなっちゃうな」
「すいません、本当は俺もここにいたいんですけど・・・」
「たまには帰ってくるんだろ!」
「はい!
イベントあるときは、必ず帰ってきます」
「おう」
「先輩、水泳部員のこと宜しくお願いします」
「ちゃんと面倒いとくから、安心しろ」
「はい、お願いします」ソウタは笑顔でぺこり。
その後、雑談して、引越しの準備があるって帰っていった。
そうか、もうそんな季節なんだ。
何か時間の流れが速くなってる感じだ。
でも、もお直ぐ海開き、太陽SUNSUN、待ち遠しい。
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