FreeStyle Competition & Seminar Tour@Yamanashi 2006年11月24日-27日

一昨年日本で初めてフリースタイルの競技会が横浜で開かれましたが、
今年もまたイギリスからDr.アッティーラをジャッジとしてお招きして競技会とセミナーが開かれました。

競技会は25日の土曜日、そして翌26日には中上級者対象のセミナーも開催されるので
クリ家は24日の午後から山梨に向かい、27日に飛び石連休の渋滞を避けて帰ってくることにしました。

クリ家のウチからだと東名高速が近いのですが、
「山中湖なら中央道でしょう!」という友人の言葉を鵜呑みにして
金曜の午後だというのに環七につっこみ、渋滞にはまってしまいました。
こんなはずじゃなかったのになぁ。

そしてなんとか中央高速に乗ったと思ったら、工事渋滞で6キロ40分のサイン。
再び下道(したみち)をひた走り、調布から高速に。
なんか、東京を出るだけで、
ドッと疲れてしまいました。

調布からはスムーズに流れましたが、山梨に入ると陽もとっぷり暮れてしまったので
今回の宿営地「ロッジ花月園」に直行しました。
よく間違える人間ナビにしてはめずらしくミスなく到着。

ほどなく、先発して会場の下見をしてきた紫苑ちゃんママも戻ってきて合流。

外は思っていたより冷え込みが厳しく、なんとマイナス2度。
部屋が暖まるまで、かなり時間がかかりました。

「今日はここに泊まるの?」 「来るだけで、疲れたわね。」

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一夜明け、支度を済ませて競技会場の「わんわん倶楽部」へ。
今回私たちはお手伝いも兼ねていたので、少々早めに会場入り。
いやぁ、ここも寒い。

クリ家はフリースタイルだけでなく、「ステップンムーブ」という
アイススケートのコンパルソリのような競技にハンスでトライします。
これは、床にマークされた場所を通過しながら、脚側行進やポーズ、ムーヴを行うもので、
内容としては簡単なのですが、決められたコースを覚えるのが難しい。
果たしてどうなることか・・・。

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午前中のお手伝いが済んで食券を握りしめてレストランに行ってみると食べるものがありません。
どうも数量がうまく伝わっていなかったらしく、スタッフの分がほとんどない状態。
なんとか追加で作ってもらったやきそばをつまんでいると、すでに午後の競技の開始時間です。

大変!ハンスを出さなきゃ!

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ハンスのトイレが済んで、ウ○チ袋を片手に歩いていると、
「ワンちゃんのウンチはここに。」というような箱を発見。
そう言えばロッジのドッグランにもそんな箱があって、袋を捨てさせてもらったので、
ちょうど良かったとばかりに蓋を開けてポンと放り込むと
なんとそこは袋から出した「生」のモノを入れるコンポスト。

まずいっ!

と袋を取り出そうと手を突っ込んだら、

ギャァ〜!

あとは想像にお任せします。

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洗面所でびしょ濡れになった洋服を着替えに車に戻ってゴソゴソしている間に
「ステップンムーブ」の説明はほぼ終わっていました。

ハンスは6番目。
よその人のを見ていればわかるはず。
ところが、間違える人がいたりすると、どれが正しいのかわからない。

え〜い、あたって砕けろ!だ。

っで、砕けました。

「ハンスは頑張ってやっていたわよねぇ。」とみんながおっしゃって下さいました。
そう。ハンスはちゃんと言われたことをやったのです。
ハンドラーが道に迷って目的地につけなかっただけなのです。
だから、人間ナビはだめなんだから・・・・。

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気を取り直して、クリスのフリースタイルに集中することにしました。
クリスのルーティーンは先日砧のデモで踊ったものです。
一度人前で踊っているので、気分的には楽なのですが、
問題はクリスが吠えないで私のコマンドを最後まで聞けるかどうかです。

出番前に、ドッグランでクリスを少し疲れさせ、
衣装のブーツとテンガロンハットを取りに行きます。
テンガロンハットなんて、かっこよすぎなので
ダンスがさまにならなかったらみっともないことこの上なしです。

そして、曲が始まりました。
前半のサイドステッップや前進、ターンはフガフガ言っていますが吠えてはいません。
股くぐりも吠えずに元気よく動いています。

っが、中半の「向かい合って前進→バック」あたりから声が出始め、
再びサイドステップからバックウィーブに入るあたりで吠え始めました。

お手(ポウ)、お代わり(フット)が曲から少しずれます。

その後バックで私の脚の間を抜けていくステップと
バックで私の周りを廻るところは動いてはいるけど、うるさい!

最後のゴロゴロは無事間に合って、フィニッシュ!

長いようであっという間に終わった3分。
砧の時とは比べ物にならないくらいちゃんと出来たから、
クリさんにしては上出来かな。

「さぁ、始めるわよ」 「サイドステップよ」
「ちゃんと付いて来てる?」 「ご挨拶♪」
「くぐって〜。」 「立って、フィニッシュ!」
photos by SHION mam
結果は、
ハンスが4席、クリスも仲良く4席。
クリスの場合、細かく言うと、技術点7.7、芸術点8.4の計16.1

ハンスの成績に関しては、ハンドラーのミスが100パーセントなので
次回機会があったら、ハンスの汚名挽回に心血を注ごうと心に決めました。
一方クリスは一昨年よりひとつ上のクラスでの挑戦だったので入賞は逃したものの、点数だけ見れば若干の進展あり。
キューの出し方やコントロール、フィニッシュを褒めていただきました。
亀並の上達速度ですが、次回までにもっと完成度を上げようと心に決めた(?)のでした。
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翌日はセミナーなのでちょっぴり気が楽。
ご飯前にみんなでドッグランに行って遊びました。

セミナーについてはこちらに詳細を載せましたので、ご興味のある方は覗いてみて下さい。
「ママ、早く投げて!」 「ボクがいちば〜ん♪」
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女の子を見るとすぐ"Cat Fight"になってしまうニッキーなのですが、
紫苑家の姫、おりべちゃんにはなぜかやさしい(?)
二人リードをはずしておくと、おりべちゃんがお腹を出してみたり、ニッキーが「遊ぼう!」攻撃をかけて
おりべちゃんのパンチをくらってみたりと、見ていて非常に微笑ましい。
紫苑家にお泊りさせちゃおうかしら。

一方女の子に目が無いはずのハンスはおりべちゃんを女の子と認めないので今にも泣かしそう。
おりべちゃん、もうちっと大きくなったらハンスをたぶらかしてね。

さてクリ母さんと言えば、やっぱり教育的指導に出ちゃいました。
リビングでまったりくつろいでいるところをおりべ姫に「おばちゃん!アタチおりべって言うの♪」攻撃に邪魔され、
「もうわかったから静かにしなさい!」って怖い顔して言ってました。
ごめんよ〜、おりべ〜。
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翌日は予想外に雨も降らなかったので紫苑家と一緒に山中湖畔をお散歩。
犬たちは、平日のだ〜れもいない岸辺を思い切り走り回っておりました。
「お客さ〜ん、犬は鳥に近づけないで下さい。」」 「鳥よりこっちの方がおもしろいわ!」
「ねぇ、ハンス私にもボールちょうだい!」 「アタチだってボールで遊べるのよ」
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思う存分遊んだあとは、「花月園」で教えて頂いたカフェ、K's Pointでランチ。
平日でも、ちゃんとお客さんが来ていました。



「紫苑ちゃんのおばちゃん、おやつ持ってるでしょう?」
 

そして最後は手作りソーセージで有名な「古志路」によってお土産を買って
山中湖を後にしました。



久しぶりの三泊四日の旅は、フリースタイルの競技会やセミナーで有意義に過ごせたと同時に、
犬たちとのんびりした時間も持つことが出来ました。

全国から集まったフリースタイラー達の演技はどれも素晴らしく、
Dr.アッティーラのセミナーは感動ものでした。

特に、今回上級クラスで一席となった「たくみクン」の演技はとてつもなく高いところにありますが、
クリ家にとっては、非常に励みとなる演技でした。

またセミナーでは、「ハンスも踊れるかも知れない」と実感させていただいたので(笑)、
これからも根気よく続けて行こうという気になりました、

最後になりましたが、コテージでご一緒して下さった「たくみクン」のママや紫苑家の皆様。
本当にお世話になりました。
次回もコンペでお会いできるのを楽しみにしています。

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コテージでの記念撮影



ニッキー、ハンス、クリス、紫苑ちゃん、おりべっち
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