Dance with Dogs......。
Shall we dance?

クリ家がフリースタイルを始めたのは2003年の夏である。

クリが我が家に来て公園に行き始めたころ、公園で初めてあったボーダーがDIVOだった。
10年近く毎日のように散歩に来ていたのに、生のボーダーにあったのは彼が初めてだった。
DIVOにディスクの遊び方を教わったクリ家は、またDIVOを手本にフリースタイルを始めて見たくなった。が、何しろ日本語の資料がない。いろいろサイトを見て回ったがみ〜んな英語ばかり。大体の雰囲気はつかめても実際どうやるのかがいまひとつわからなかった。

そんな時某放送局が放映した犬特集の番組の中で、音楽にあわせてステップを踏むボーの姿が映し出された。そっか〜、これがフリースタイルなんだ。

人と犬が音楽に合わせて踊る。
「踊る」と一言で言ってもなかなかイメージは湧かない。やはり実演を見るのが一番だと思う。
家人などは「踊る」と言えば、犬が二本足で立って、人間と同じようにステップを踏んでいるのを想像した。そっか〜。
「犬に音楽がわかるの?」う〜ん。

初心者の管理人はとにかく練習会に参加して実際に音楽に合わせてステップを踏むオーナーさんとワンたちの妙技をみた。
パートナー(指導手)と並んでステップを踏んだり、足の間をくぐったり、ターン、バック、足(手)をあげたり、おじぎをしたりと、ワンたちの動きは様々である。
5年も服従訓練をやっていたクリ家としては、とりあえずなんとか出来そうな気がしたのだが、実はなかなか難しい。
小技のクリちゃん、言えばいろいろやってくれるのだが、管理人に似てせっかちなので勝手に考えて動いてしまうのである。コマンドはクリの一歩より前に出さなければならない。これってアジに似ている(アジはちょこっとかじったことがあった)。そういえばディスクのフリースタイルも音楽に合わせて華麗に舞っている。が、ダンスはあんなにアクロバティックではない。なんてったって、ジャンプキャッチの下手なクリさんがやろうっていうんだから。

踊っているペアを見ると、まるで音楽にあわせて人と犬が滑らかにダンスをしているように見えるが、実はコマンドは与えている。声符だったり視符だったり。
きっと全てを覚えてしまえば、アジのように、これは上る、これはくぐる等犬が判断するのだろうが、何しろまだ始めて4ヶ月の未熟者なので、こうだとは断言できない。
とにかく今は正確にかつ早くクリさんにコマンドを出して、くぐってもらうところを間違えて飛んで蹴飛ばしてしまったり、脚側停座を間違えて足の間に入ろうとして管理人の足にあざを作らないようにすることと、エキサイトしすぎて吠えることなくステップを踏んで欲しい。音楽に合わせて優雅に観客を魅了するのはまだまだ先の話になりそうだ。

2003年11月

2004年11月、日本で初めてのフリースタイルの競技会とセミナーが横浜で開催される予定だ。
審査員はイギリスからフリースタイルの第一人者
Dr アティラ・シュカレックを迎える。
管理人はセミナーと競技会の両方に参加する予定だが、何しろフリースタイルを初めてまだ一年ちょっと。果たしてどうなることやら。

2004年10月

2004年11月
フリースタイルのコンペは無事行われた。夏から曲をしぼりこんで練習を続けてきたが、競技会一週間前に管理人が捻挫してしまった。
前日服従訓練の競技会で成果が出ず、気落ちしたところにもってきてダブルパンチの災難。2〜3日で治るとふんだが、とんでもないことで、2日間は全く歩けず会社も休む始末。
松葉杖を使いながら、なんとか当日まで足を使わずに過ごし、ほとんど仕上げの練習も出来ないまま本番に臨んだ。
結果はこちら
2004年11月

2006年11月フリースタイル競技会が再び開かれるというので曲探しをはじめる。
毎日聴いているFMから流れてくる音楽を聴きながら、「これ!」と思う曲を入手して、何度も聞くが、いまひとつピンとこなかった。
そんな時流れてきたテンポの良い曲。「なんだ、なんだ?」と探してみると、まだ発売前でCDを買うことも出来ない。
あっちこっちのサイトを覗いて、ダウンロード購入。
それからは、通勤途中で繰り返し繰り返し何度も聴きながら、クリスとのステップを想像する毎日が続いた。

9月に入っておおよそのコンテンツが決まってから、クリスと練習を始める。
といっても、もちろん私だけがイヤホンで音楽を聴き、クリスは私のコマンドを聞いて動くだけ。
微調整を繰り返しながら、少しずつ形になっていった。

10月に入ってからは、公園でひとけのない時間を見計らって、音を出しながらクリスと練習。
音楽がかかると、クリスも若干興奮して「吠える」という悪い癖が出始める。
先回の時のように、あまり吠えると減点されてしまうので、「吠えたらダンスをやめる」ということを習慣づけたが一晩経つとすぐ忘れて吠える〜。

そんな時、公園のワン友から、イベントで踊らない?というオファーあり。
度胸試しにもなるし、フリースタイルの普及活動にもなるのならとお受けすることにした。

11月4日
午後の砧公園。
観客がひかないようにと、衣装はあまり凝らずに踊ることにしたが、問題は踊る場所。
当日歌や踊りなどがステージの上で繰り広げられたが、さすがにステージの上で踊るのは怖い。
サイズ的に足りないので落ちる可能性があるからだ。
ということで、ステージの下の草地での演技となったが、なんとステージの下には人の背丈ほどあるおおきなスピーカーが。
曲がかかったとたん、その大音量で管理人のコマンドはかけけされ、ストレスのたまったクリさんは出初めからずっと吠えて勝手に踊っていた。
結果は全然だったけれど、観客の前で踊る管理人の練習になったと思ってあきらめた。
詳細はこちら

11月25日
競技会が山梨で開かれ、クリスとはフリースタイル、ハンスとはステップンムーブで参加した。
詳細はこちら

11月26日のセミナーの詳細はこちら。
今回のセミナーではさらにフリースタイルの奥の深さを実感させられた。
というのは、今までの管理人の認識では、犬はハンドラーの出した声によるコマンド(声符)を主体にステップを踏んでいるというものだったが、高度な遠隔操作の場合、声を主体にしていれば、ハンドラーは音楽に負けないほどの大きな声を出すことになり、これはフリースタイルの演技では減点対象になってしまう。
遠隔操作も2〜3メートルなら口の動きとあわせて犬が確認できる可能性もあるが、10メートル離れてしまえばもう声には頼れない。
そこで、視符や体符が必要になるが、それとは別に、あらかじめ犬に決まった場所で止まるということを教えるという方法をならったのである。
もちろん、方法論をならったので、我が家の犬たちが出来るようになったわけではないが、改めてフリースタイルって難しいかも・・と思ったのである。
もちろん、それ以前に、クリさんの場合は「正確性」をいつも問われていることなので、目先の一歩が大切なのだが。

2006年11月

2007年3月31日、4月1日
パシフィコ横浜で開催されたジャパンペットフェアでダンスのデモに参加
詳細はこちら
2007年4月

2007年6月24日
九州からアンディ島田先生を招いてフリースタイルセミナーが開催された。
詳細はこちら
2007年6月


PAWFECTの練習会スナップ 2004年5月19日
PAWFECTお泊り勉強会 2003年9月
K-9 Freestyle Competition 2004 2004年11月
管理人のFreestyle Video 2004年12月up
FreeStyle練習会 2005年7月24日
FreeStyleワークショップ 2006年7月2日
K-9 FreeStyle Competition 2006 2006年11月25日
K-9 FreeStyle Seminar 2006 2006年11月26日
ジャパンペットフェア@パシフィコ横浜 2007年3月31日、4月1日
パシフィコ横浜での演技VIDEO 2007年4月1日
FreeStyle Seminar in YOKOHAMA 2007年7月24日


管理人が2003年夏から参加しているクラブです。